モーションエレメンツのAfter Effects(以下AE)のカテゴリは大きく2つに分かれます。
同じAE上で編集することは変わりませんが、ユーザーの用途によって変わるので目的のものを選びましょう。
2つの意味は以下になります。
テンプレート = 全ての要素を組み合わせて作られている
プリセット = 一つの要素に対して作られている
主な違いは以下になります。
例えば、
など全ての情報です。ユーザーはこのテンプレート(.aepファイル)をダウンロード後しアフターエフェクツで開いて作業する事になります。
プロジェクトは元の状態のままなので全ての部分を修正することが可能です(一部を除く)。クリエイターが事前に作り込んだものの一部を変更するだけで利用ができるので時間制限のある作業にも向いています。初めてアフターエフェクツを触る方でも少しの修正で利用ができるものも多いのでビギナー向けと言えるものも多数ダウンロードできます。注意点としてテンプレートにはアフターエフェクツに最初から入っている特殊効果(エフェクト)だけで構成されているものと、外部の有料プラグインを使用しているものや最初から入っていない文字(フォント)が使われている場合があるので詳細ページから確認が必要です。
ダウンロードした時のファイル構造例
拡張子は.aep
などの、要素(レイヤープロパティやアニメーション)が保存されています。ユーザーは使いたい箇所(レイヤー)にこれを使用することが可能です。アフターエフェクト上ではアニメーション&プリセットというウィンドウの中に格納されています。適用後に各項目を調整する事が可能です。
拡張子は.ffx。
ダウンロードした時のファイル構造
プリセットファイルはアフターエフェクツから直接読み込むのではなく指定のフォルダの中にいれてアプリケーションを起動すると使用できるようになります。
以下の指定フォルダに.ffxファイルを入れてください
Winの場合
My Documents/Adobe/After Effects CC(Windows)フォルダー
Macの場合
Documents/Adobe/After Effects CC(Mac OS)フォルダーの Presets フォルダー
自分のロゴが手元にあり、このロゴを使ってオープニングロゴを作りたい。その場合はロゴを差し替えるだけで利用できるテンプレートがオススメになります。プレースホルダの中に自分のロゴを入れるだけで終了する事もあります。
自分の作品の特定のテキストの動きをもっとかっこよく動かしたいという場合にはレイヤー個別に適用できるプリセットがオススメです。自分の作品の一部にだけ追加したいなど既存のものに味付けをする役目が向いています。またプリセットは一度読み込めば、他のプロジェクトでも利用できるというメリットもあります。
改めて考えると、モーションエレメンツでいうAEテンプレートとAEプリセットは共にアフターエフェクツで使用するものですが、全ての要素があらかじめ用意されていてユーザーが一部修正して使う使う場合はAEテンプレートを。自分の作品の中の一つの要素に効果や動きを追加したい場合はAEプリセットを購入して使うようにすると良いと思います。